台南榕樹日記

ficusmicrocarpaは榕樹(ガジュマル)の学術名。台湾の古都、台南にある榕樹がシンボルの大学での語学留学の日々の記録。

12月13日 台南的生活開始了

早朝に住居となる太子學舎に到着。警備員さんに片言の中国語で、今日から入るので部屋に入れてほしいと伝え、名前も確認してもらったが、チェックインしてからでないとダメと言われ、しかたなく受付開始の9時までロビーのソファで寝てすごす。

寮は男子と女子の棟が別れている。カップルにとってはロビーはデートの場所になっている。早朝から熱々の欧米人カップルがいたり。

9時にチェックイン。私の部屋は11階の東南角部屋。陽当たりが良くて、満足。大学周辺は学校が多い文教地区なので、窓の外から体育の授業の様子が聞こえる。のどかだ。

部屋をまず雑巾がけ。それから、荷物の収納とFree Wifiの設定など。疲れから効率が悪い。ベットはフレームだけでマットレスが必要。まずは今夜の寝床を整えることが最優先。受付でいちばん高いマットレスを購入。3,900元。

昼食がてら、格安SIMを買いに出かける。初夏のような陽気。中華電信を見つけての店に入るが、6人待ちなので、先に昼食へ。川島小鳥さんの『愛の台南』で見てメモしておいた、燕南水餃(yan nan shui jiao)を探しあてる。活気があって、美味しいお店だとすぐに分かる。中国語が分からず、オロオロしていると、おせっかいなお店のおじさんが登場。ほぼ彼のセレクトで猪肉の水餃子と豆腐と卵のスープを注文。食べ方も指南してくれる。これが、絶品。日本人観光客はあまり来ないのか、お店の人たちがめずらしがって笑顔を向けてくれる。帰りには「ニッポン、トウキョウ、サクラ」とおじさんが笑顔で見送ってくれた。台南らしい温かさに触れた気がした。通いつめることになるだろう。

午後は効率の悪さがさらに増す。自炊のクセをつけようと、共同キッチンでご飯を炊くが、IHの火力がつかめず、硬めに炊きあがってしまった。ワカメのみそ汁とみそ大根をおかずに夕飯。でも、美味しかった。残りは梅干しのおにぎりに。

今日、入学手続きをするべきだったのに、忘れていたことに気づいたのは夜。

駅の反対側には旅したことがある大好きな街があるのに、行く気がまったくおきない。生活が整うまでしばらくかかりそう。

f:id:ficusmicrocarpa:20181214064948j:plain

猪肉水餃5元/粒と豆腐蛋花湯30元