台南榕樹日記

ficusmicrocarpaは榕樹(ガジュマル)の学術名。台湾の古都、台南にある榕樹がシンボルの大学での語学留学の日々の記録。

3月18日 今天上課開始了

今日から春季コースがはじまる。

台南には昨日の深夜戻ってきた。桃園空港からの高速バスが台南に着くのは深夜駅から少し離れた台南公園前なので、タクシーがつかまるか心配だったけど、バスに乗り込んで座っていると、文法のクラスで一緒だったノルウェイ人とアイルランド人の男子の同級生2人とたまたま乗り合わせてきたので一安心。そこにベルギー人の女の子の同級生まで乗ってきた。

欧米人は母国語が英語でなくても、英語が流暢なので、欧米人同士の会話は英語。こういう状況になるといつも、欧米人たちの洗練されたコミュニケーションに引け目を感じてしまう。これ、克服できないものかなあ。

台南に到着後、ぶじタクシーをつかまえ、寮に着き、中に入り、部屋のドアの前で、さあ、これでベッドで横になれるぞーと、カードキーをかざすも、反応なし。設定が狂ってしまったのだろうか。何度やっても同じ。しかたなく、寮のおじさんが来るまで、ロビーのソファで横になって過ごした。朝出勤したおじさんに見てもらうと、日本に帰るとき、触ってはいけないブレーカーをオフにしてしまったことが原因らしかった。入寮のときちゃんと説明を受けていたはずなのに、中国語だったので、聞き流してしまっていたのだ。おかげで、冷蔵庫の電源も切れていて、醤油の容器はカビだらけになっていた。拭き取ると中身の醤油は大丈夫そう。貴重な醤油なので、使ってみることにする。

仮眠をとり、荷物を整えたあと、お昼ごはんもかねて自転車で学生街に出た。3ヶ月過ごした街なのにまだピントが合っていない感じ。ピントを合わせるためになじみの<老友小吃店>で水餃子と乾麺。最初にごはんを食べたのもここだった。その後、前蜂街まで自転車を走らせ、「POPEYE」の台湾特集で紹介されていた<珍古書房>へ。帰りは、ときどき通った大学近くの甘いもの屋で、あずきと芋のかき氷を食べた。かき氷はまだちょっと早かった。少し寒くなった。大学に春休みはないのか、学生街には大学生があふれていた。

1度経験しているのに、また3ヶ月始まると思うと不安もある。ひとつ上のクラスになって勉強についていけるか、5月頃から始まる暑さに耐えられるか、3ヶ月後ある程度話せるようになっているか、など。いっぽうで期待もある。新しい出会いだってきっとある。3ヶ月前より確実に進化してるはずなので、人と比べず、目の前のことをひとつひとつ確実にこなして、気づいたらちょっと高いことろまで来ていた、というふうになっていたらいいなと思う。