台南榕樹日記

ficusmicrocarpaは榕樹(ガジュマル)の学術名。台湾の古都、台南にある榕樹がシンボルの大学での語学留学の日々の記録。

1月14日 一個月過去了

f:id:ficusmicrocarpa:20190114110123j:plain来台して1ヶ月が過ぎた。髪がゴワゴワ以外は、とくに問題はない。食事で困っていることもないし、湯船に入れないのにも慣れた。勉強も前向きだ。

1ヶ月でどれぐらいお金を使ったか、ちょっとコワいけど、計算してみた。25,440元(=96,672円)ほど。これには、1ヶ月分の寮代6,700元と、マットレス代3,900元(買わなくてはいけない!)、SIMカード代1,100元のほか、教科書代や日用雑貨など、初期にかかるコストも含まれているから、食費や遊びなど暮らしにかかったお金は40,000円ぐらい。ほかに、カードで8,000円ほど買い物もした。

台湾の物価にも慣れてきたので、意外なものが高いことに気づくようになった。たとえば、トイレットペーパー。寮のトイレにはトイレットペーパーホルダーがあるから、当然のように探したが、これがなかなか見つからない。寮の近くの雑貨屋で1種類だけ売っていたので迷わず買ったが、次に買うとき、150元(=570円)もするので驚いた。日本だってこんなに高いの使ってない。12ロールで、芯が太くて、紙質だってたいして良くないのに。台湾ではトイレットペーパーは高級品のようだ。次からはティッシュタイプにしよう。

中国語のほうは、だいぶ耳が慣れて、先生が授業でよく言っている「イーバンライシュオー」が「一般來說」だと分かったり、エレベーターが言ってることが分かったり、日々発見はあるのだけど、街にあふれている繁体字はあいかわらず繁体字の羅列でしかないし、耳にする台湾人たちの会話はところどころしか分からない。ある日上達を実感できることを夢見て、今は日々授業に出て、宿題をこなすしかないけど、みんながやっているように言語交換とか、もっと主体的な勉強方法も見つけなくてはいけないかもしれない。

留学は3ヶ月の予定だったけど、使えるレベルにもっていかないと意味がないので、1度帰国して、また戻って3ヶ月勉強することにした。そういう日本人は多いらしい。東京にいた頃、一生懸命仕事していたので、貯金がある。今が使うべきときかなと思う。

母に話すと「いいんだ、いいんだ。頑張れー」。応援してくれている。昨夜急に電話をよこすので、何事かと出ると、私の健康保険が父の口座から引き落とされた報告。払わなくてもいいということらしい。親というのは、いくつになっても、子どもが勉強するのはうれしいらしい。

クラスの9人のうち、早くも1人脱落した子がいる。国に帰ったまま戻ってこないのだ。そういう留学生は少なくないらしい。授業料を親が出していると、そんなものかもしれない。私も大学生の頃そんな感じだった。お金を払った分は勉強したい。そこだけは大人になったと思う。