台南榕樹日記

ficusmicrocarpaは榕樹(ガジュマル)の学術名。台湾の古都、台南にある榕樹がシンボルの大学での語学留学の日々の記録。

12月23日 聖誕快樂!

成功大学の語学学校の卒業生が中心になってつくった、日台の文化交流を目的とした団体のクリスマスパーティがあるというので、参加してみた。場所は新光三越なども近い街の中心部にある、成功大学の古いビルの3階。団体の活動拠点になっているようだ。

成功大学には世界中から学生が集まっているのに、台湾人学生が文化交流したいと団体までつくって活動してくれているのはたぶん対日本ぐらい。なんて、ありがたいことだろう、中国語で自己紹介しなくちゃ、とちょっと緊張してむかった。

が、パーティは日本好きの台湾人と台南在住の日本人が30人ほど集まって、料理を食べながら話し、あとはゲームを楽しみ、最後にプレゼント交換という、ゆるゆるな会。でも、これがけっこう楽しかった。初参加の中国語初心者の私をみんなどこか気にかけてくれていて、雰囲気がとってもあったかだったのだ。それから、人目を気にせず、言いたいこと言っては、大声で笑う台湾人の自由さといったら!窮屈な日本を思わずにはいられなかった。

日本のアニメのイントロ当てクイズでは、私はひとつも答えられなかったのに、「セーラームーン」や「ドラゴンボール」の主題歌を2秒聴いただけでみんな答えていた。どれだけ日本のアニメを観てきたんだか。日本語にもアニメをとおして自然に親しんできたようだ。

台湾が親日なのは、八田與一後藤新平などの先人や、統治時代に台湾に尽力した多くの日本人の功績が脈々と伝えられているからだと大真面目に考えてきたが、20代より若い世代にとっては間違いなくアニメの功績だと実感した。アニメの果たしてきた功績、正当に評価されているだろうか。

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ゴジラ」のTシャツの呉クンは、言われないと台湾人と分からないほど、日本語が日本人。日本のお笑いが好きなのだそうだ。なるほど。黄緑のTシャツの彼は、「あまちゃん」のファンで久慈にまで行ったそうだ。

プレゼント交換ではワインをもらった。やったあ。

女子だけの女子会もあるそうだ。年齢制限はないそうなので、行ってみようかな。