台南榕樹日記

ficusmicrocarpaは榕樹(ガジュマル)の学術名。台湾の古都、台南にある榕樹がシンボルの大学での語学留学の日々の記録。

2月25日 期末試験開始了

小グループの必修クラスは今日が最後。老師はいつもどおり明るく快活だったけど、心なしか名残推しく感じているように思えた。私自身がそう感じているからだろう。休憩時間、老師が教室を出ると、老師に贈るプレゼントに添えるカードをみんなに回してメッセージを書いてもらった。プレゼント代は1人70元。タイのSちゃんは、もともと自分が買いに行かなければならなかったのを私が買ってきたからか、Sちゃんが差し出した100元札のおつりを渡そうとしても、決して受け取らなかった。

午後は發音の試験。聴き取りのほか、ひとつテーマを選び、みんなの前で1分間のスピーチをする課題があった。私は「學中文的經驗(中国語学習の経験)」を選んだ。原稿を読んではいけなかったので、すごく緊張した。中国語は、日本で半年間独学で学んだだけだったので、入学したばりの頃、先生の言っていることがほとんど分からなかった、と自分の経験をありのまま話した。「我非常可怕!(超焦った!)」のところで、ドッと受けた。パフォーマンスだけは満点だろう。みんながあたたかく耳を傾けて聴いてくれているのが伝わってきた。

試験を終えて帰国する学生も多いので、「いつ帰るの?」「寂しくなるわ」なんていう会話が学校のあちこちで交わされていた。私も明日帰国するHさんに別れの挨拶をした。

朝方、肌寒かったものの、お昼頃にはいつもの初夏の陽気。こんな陽気でも、卒業の切なさって感じるもんなんだな。